炎天下で焼かなくても、日サロに行かなくても小麦色の肌が手に入るセルフタンニング。
2023年夏の話題としては、カーリングの藤沢五月さんがボディメイクコンテスト出場の際に肌を褐色に見せるカラーリングでセルフタンニングスプレーを使っていたという情報がありました。プロが正しく使えば危険性はないようです。
セルフタンニングの危険性
セルフタンニングとは、肌に特殊な化粧品を塗って日焼けしたような色にする方法です。日焼けサロンや太陽光による日焼けと違って、肌の奥まで紫外線が届かないので、シミやしわなどの老化防止に効果的です。しかし、セルフタンニングにも危険性があります。以下にその内容と対策を紹介します。
- 肌への刺激:セルフタンニング剤には、ジヒドロキシアセトンやエリトロースという成分が含まれています。これらは肌の角質層と反応して色素を生成するのですが、その過程で肌に刺激を与える可能性があります。特に敏感肌やアレルギー体質の方は注意が必要です。使用前にパッチテストを行ったり、低刺激の製品を選んだりすることで、肌トラブルを防ぐことができます。
- 色ムラや色落ち:セルフタンニング剤を塗る際には、均一になじませることが重要です。塗り残したり、塗りすぎたりすると、色ムラや不自然な仕上がりになってしまいます。また、汗や水に触れると色落ちすることもあります。色ムラや色落ちを防ぐためには、塗る前に角質ケアをしたり、塗った後にしっかり乾かしたりすることが大切です。
- 紫外線対策の甘さ:セルフタンニングで肌を黒くしても、紫外線からの保護効果はありません。むしろ、日焼けした気分になって紫外線対策を怠ってしまうことが危険です。セルフタンニング後も日焼け止めや帽子などで紫外線対策をしっかり行うことが必要です。
以上のように、セルフタンニングには皮膚トラブルやタンニング失敗という危険性がありますが、正しい知識と使い方であれば安全に褐色の肌を手に入れることができます。自分の肌質や目的に合った製品を選び、美しい小麦色の肌を手に入れましょう。
セルフタンニングの正しい使い方
では、セルフタンニングの正しい使い方はどんな方法でしょうか。まとめてみました。
- 塗る前に、肌を清潔にし、角質を取り除く→とても大事です
- 肌を乾いた状態にする→これも大事です。汗に注意です。
- 全体に薄く均一に塗る→自分でやるとなかなか難しい。
- 塗った後は、2〜3時間ほど浸透させる→時間がたっぷりとれる日にやりましょう。
- 3日に1回程度塗り重ねる→小麦色の肌を持続させるコツです。
セルフタンニング剤を使うときは、目立たない部分に試し塗りをするパッチテストをして自分の肌に合うか確認しましょう。赤み、痒み、刺激があれば要注意です。
また、セルフタンニング剤は、衣服やタオルなどに色移りする可能性があるので注意しましょう。白いワイシャツやTシャツ、ブラウスなど夏場は注意が必要です。
セルフタンニングの塗布方法の違い
セルフタンニング剤には、ローション・ジェル・クリーム・ムース・スプレーの5つのタイプがあります。それぞれのテクスチャーや容器の形状によって、塗りやすさや仕上がりに違いがあります。
例えば、ローションタイプは肌になじみやすく、自然な色になりますが、色移りしやすいです。塗る時に素手で塗ると手のひらも褐色になってしまいます。
スプレータイプは均一に塗れて色ムラが少ないですが、塗り残しが気になるかもしれません。塗り残しの部分は手で塗ることになるのですが、手袋を使わないと手のひらが褐色になってしまいます。
ボディメイクコンテストではスプレータイプが主流でした。
セルフタンニング剤の成分
セルフタンニング剤の主な成分は、ジヒドロキシアセトンとエリトロースです。これらは、肌の角質層のタンパク質と結合して褐色に発色する働きをします。この現象をセルフタンニングと呼びます。
他にも、保湿剤や抗炎症剤などの成分が配合されていることがあります。成分によっては、肌に刺激を与えたり、アレルギー反応を起こしたりする可能性があるので、注意が必要です。
まとめ
セルフタンニングは危険性や副作用がありますが、その危険性は注意をすれば避けられるものです。
自分の肌質を知り、パッチテストをすることでセルフタンニング剤が合うか合わないか判断できますし、セルフタンニング剤の塗り方、取り扱い方ははじめは難しいですが慣れることで上達できます。
セルフタンニングは日光による日焼けムラ対策にも使われます。管理人がセルフタンニング剤を試した経験記事はこちらです。