大阪北部地震で被害を受けた皆さまにお見舞いもうしあげます。
ブロック塀で命を落とした9歳の女の子ほか4人の方が亡くなりました、ご冥福をお祈りします。
2018年6月18日の8時頃のマグニチュード(M)6・1は、東日本大震災の9.0と比較すれば小さいものの、東日本大震災の余震は6レベルの余震が続きました。
侮れない余震と今後の本震の可能性、東日本大震災の教訓についてお伝えします。
3.11の前々日にマグニチュード7.3の地震が
3.11の本震の前々日、3月9日の12時頃に大きな地震がありました。
その頃、宮城県では公立高校入試の試験が行われていました。
地震が起きた12時頃はまだ試験中でしたが、受験生は机の下に避難したものです。
僕は仕事をしていましたが、事務所の中の物品も大きく揺れて怖いと感じました。
家にいた嫁の話では、食器棚の中でガチャガチャと音がしたとのことでした。
火を使う時間帯だったので、地震による火事が心配でした。
この2日後の午後2時46分に未曾有の大地震が起きるとは夢にも思っていませんでした。
この時、大きな地震が来ることが分かっていたら、準備しておくべきだったものがいくつかあります。
本震に備えて用意しておきたかったもの
用意しておいてよかったもの、用意しておくべきだったものについてお伝えします。
車のガソリンは満タンに!
僕が住んでいた地域では車生活が当たり前だったので、車で避難生活を送る人も多かったです。
まだ寒い3月だったことと、余震が続くので、自宅にいても避難所にいても壁や天井などが壊れるのではないかという不安で一杯です。
そのような理由で車の中で生活する人がいました。
しかし、ガソリンが手に入らない・・・これがものすごいストレスでした。
震災直後は停電のためにガソリンスタンドは手動で給油していました。
すごく時間がかかり、スタンドの職員も疲労困憊です。
車中で生活することや、車で避難することは賛否両論があると思います。
しかし、ガソリンが無いことと満タンであることは大きな安心に繋がります。
ガソリンスタンドまで車で行くとその間にもガソリンを消費します。
僕は法令適合のガソリン携行缶を持っていたので徒歩で買いに行きました。
スタンドではポリタンクにガソリンを入れてくれません。
消防法違反です。
僕は知人や近所の方にこの携行缶を貸してあげて大変よろこばれました。
手に入るなら20リットルタイプを。10リットルタイプ2個も持ちやすいです。
アウトドアグッズが役立った!
趣味のひとつがキャンプだったので、アウトドアグッズをいくつか持っていました。
被災直後は停電していたこと、3月とまだ寒かったこと、カップラーメンを食べるにもお湯が必要だったこと。
燃料はとにかく必要でした。
僕はホワイトガソリンやカセットガスボンベを持っていたのでこれが重宝しました。
コールマンのツーバーナーとかカセットガスで使えるランタンなどがあったので、調理や夜間照明に役立ちました。
震災後数ヶ月間、ホワイトガソリンが急騰して購入制限になりましたね。
もし、今、手に入るならカセットガスボンベとカセットコンロはオススメです。
女性や子供たち高齢者のための衛生用品
避難所生活のお手伝いもしていましたが、お手洗いが一番困りました。
ポータブルトイレはすぐに満タンになり、紙製のおむつも配られましたが、使ったことのない人には違和感も。
特に若い女性の方は困っていました。
小さな女の子や高齢者も困っていました。
食べ物にありついても、トイレに困ることの方がストレスです。
風呂の溜め置きは当たり前、生活用水と飲用水を分けること
風呂の残り湯を抜かないことは、東日本大震災の被災者の常識になっています。
生活用水として貴重な水です。
ポリタンクに入れていろいろなところで使えます。
水道が止まってもこの水で流すことが出来ます。
飲用水としっかり分けることです。
ミネラルウォーターを生活用水としてケチケチ使うことで不衛生を招きます。
洗うための水を確保しておきましょう。
室内用スリッパを常備しよう
僕の家では室内にガラス破片が散乱して裸足で歩けませんでした。
普段はスリッパを使わない生活をしていましたが、スリッパは必需品だと思います。
いくつあっても困りません。使い捨てでもよいくらいです。
カカト付き、カカト無し。どちらも用意しましょう。
怪我防止だけでなく避難所での衛生対策にも!
クロックスの他にソフトなスリッパ(コットン)があればグッドです。
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