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プロフェッショナル仕事の流儀【小説家 高山一実】が涙を流した

NHKのプロフェッショナル仕事の流儀は僕の好きな番組のひとつです。
昨日の放送は「3,000人待ちの本屋」という特集でした。北海道の小さな本屋がなんと3,000人待ちで全国から注文が来るという話です。
そこに、乃木坂46の高山一実がお客として登場しました。1万円分の本を店主の岩田さんに選んでもらうというものです。

僕はあまりアイドルに詳しくありませんが、乃木坂46は好きです。曲が好きなのと衣装がシックでいいと思っています。

その乃木坂46の中にいろんな選抜があるらしく、高山一実は読書選抜です。読書選抜のいしさつは、雑誌『ダ・ヴィンチ』の「乃木坂活字部!」の一環で選抜された読書事情を語る3人として齋藤飛鳥、高山一実、中元日芽香が選ばれたとの事らしいですね。

美脚部にも選ばれている高山一実ことかずみんはまさに彩色兼備です。僕は知的な女性に弱いので、昨夜のプロフェッショナル仕事の流儀を見て、一変にかずみんのファンになってしまいました。

さて、番組では「上手に話せるようになりたい」と言っていたかずみんですが、年々ダメになっていくといいつつも、この2年間に小説をリリースしているので、執筆活動とステージでの表現とのギャップに悩んでいるのかも知れませんね。

そんな悩みはかずみんならではと言えます。

小説家高山一実の作品

キャリーオーバー

2016年に短編小説『キャリーオーバー』を書いたあと、雑誌『ダ・ヴィンチ』で長編小説『トラペジウム』の連載がスタートしました。

キャリーオーバーはダ・ヴィンチのサイトで読むことが出来るのですが、最初はアイドルが書いた小説なんてきっと・・・と思っていましたが、小説家高山一実の着目点に驚きました。今現在は24歳の高山ですが、22歳のアイドルが等身大の主人公を描きながら、母親と息子のそこはかとない感情を表現していました。キャリーオーバーは現在、当選金額はいくらになっているだろうか。とふと思ってしまいました。
人は寂しい生き物で、その心を知っている「感情付き当選予備券」との関係は1兆円を超えるお金にも変えられない。只者じゃない!高山。

トラペジウム

トラペジウム連載開始が2016年4月発売の5月号から(隔月掲載)丸2年で連載が終了しました。
単行本になるのかな?乃木坂関係まとめサイトでは単行本したら絶対買うという意見が満載です。

トラペジウムは男子高校生が主役で、女学院の少女と出会うという始まりからスタートしました。
そして今年の2月に書き終えたとのことですが、高山一実の弟の命日が2月ということも関係があるらしいですね。

高山が小説を書きながら豊かな感情を表せる背景には弟の存在があるからなのかも知れません。キャリーオーバーもトラペジウムも主人公が少年ということも関係があるのかも知れません。

僕も父を亡くし、年の近い親類を亡くし、残された人たちの心にどのような形で残るのかということを体験しました。
人はあの世に行っても残った人たちの心に残るものです。そして心にのこるイメージは亡くなった年齢ではなく一緒に過ごした月日として残るということもしみじみと感じました。

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