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【あたりのキッチン第10話】ちらし寿司レシピの裏に父からのメッセージが!

この記事はあたりのキッチンのネタバレ含みます。ドラマをまだ見ていない人は注意してくださいね。あたりのキッチン第10話(2023年12月16日放送)では、清美の父は善次郎と共に料理人として修業していたこと、清美が小さい頃に阿吽を訪れていたこと、善次郎が清美を阿吽においておく訳にはいかないことなど、これまでの伏線を回収する内容がもりだくさんでした。

清美の父は料理人だった

清美の父は、朝日守(植木祥平)といいます。阿吽の店主、善次郎(渡部篤郎)と同じ料亭で修業した仲間です。腕が良かったらしく将来は有名な料理人になるだろうと言われていました。結婚して子供ができましたが、出産時に妻を亡くし、料理人をあきらめサラリーマンになります。

清美の父、朝日守は清美が5歳の頃に交通事故で他界しました。清美は朝日守の妹、辺明美(原沙知絵)に育てられ、朝日の姓から辺の姓に変わりました。

ちらし寿司エピソードとは

あたりのキッチンのドラマでは、第5話の後半からちらし寿司と清美の過去、父の過去、善次郎の過去について伏線が張られていました。

清美が小学生の頃に書いていた料理ノートを阿吽に持ち込んだ時に、ハラリと落ちた紙切れ。その紙切れには遠い昔に善次郎が書いたちらし寿司のレシピが書いてありました。

善次郎は不思議に思います。うちで働きたいと応募してきたこの清美さんが、なぜこのレシピを持っているのか。

善次郎は清美は両親を亡くしていることを知っています。生まれた時に母を亡くし、5歳の頃に父を交通事故で亡くしています。その後、父の妹である明美(原沙知絵)が阿吽に訪れ、清美に叔母がいることを知ります。

第6話以降、このちらし寿司レシピがドラマに登場し、善次郎が何度か清美に話しかけようとしました。第9話の終わりに、将来は料理人になりたいという清美に対してきっちり伝えなければならないと決意しました。

第10話では、ちらし寿司を書いた経緯を清美に話します。清美はそれを聞いて、なぜ今まで黙っていたのかを善次郎に問いますが、善次郎は清美の父と料理人であることを清美に伝えないで欲しいという約束をしていました。

清美の叔母の明美(原沙知絵)も兄の守との同じ約束をしていたことが第10話でわかりました。

第10話では、善次郎、父、阿吽、幼い頃の思い出の接点が全てつながりました。

唯一、阿吽の像のデジャブは、幼い頃に阿吽を訪れた時に見た記憶が蘇ったのでしょう。こちらについては第10話では触れませんでした。

あたりのキッチン第10話の詳しいあらすじ

善次郎は清美に、このまま阿吽においておく訳にはいかないと言った。
うろたえる清美に向かって、食べてもらいたいものがあると言い厨房に向かった。

卵焼きを焼いてすし飯を作って、ちらし寿司を作る善次郎。

エビや椎茸が乗ったちらし寿司。しゃもじでよそって食べる清美。
絶対味覚の清美は、この味の記憶を辿った。

小さい頃に、父の守(まもる)と一緒に阿吽で食べた味。
涙を流しながら、善次郎に、この店に来たことがあるのかを問う。

善次郎は、小学生の頃の清美のノートに挟んであった善次郎が書いたちらし寿司のレシピだった。善次郎が渡した相手は、清美ではなく、父の守だったのだ。

小さい清美と一緒に阿吽を訪ねた来た守は、清美にちらし寿司を食べさせた。
守は、美味しそうに食べる清美を見て、ちらし寿司のレシピが欲しい、家でも作った食べさせたいと善次郎にお願いしたのだ。

父と善次郎が知り合いだったことを知る清美。
善次郎から写真を受け取ると、修業時代の善次郎と守が写っていた。

父はサラリーマンだとばかり思っていた。父にそんな過去があったなんて。
でもなぜ父は料理人にならなかったのか。

料理人として将来を嘱望されていたが、お母さんが亡くなられて夢を諦めた。
阿吽を訪れて善次郎にあったのも5年ぶりだった。

ちらし寿司のレシピを受け取る守は、清美には料理人だったことを話していない。
まともに料理を作って食べさせていないという。

自分が生まれた日に母を亡くした清美に、自分のせいで父の人生を変えたと思って欲しくなかった。

清美が自分の夢を見つけて歩きだしてくれることが自分の夢だという。
だから清美には自分が料理人を目指していたという事を知られたくなかった。

清美「大きくなったらこんな美味しいちらし寿司を作れるようになりたい」
守 「そうしたら清美の店に食べにいくよ」
清美「世界一美味しい料理を作ってあげる」

善次郎は清美に、父が隠していた過去を話すべきか迷い、打ち明けられなかった。
清美はなぜ今それを打ち明けるのか、と善次郎に聞いた。

すると善次郎は、ちらし寿司を書いた紙の裏を読んで欲しいという。

「いつか清美が、世界一おいしいごはんを、作れますように」

と守の字で書いてあった。

清美は今、料理人を目指そうとしている。だからこそ、ここにおいておく訳にはいかない。と善次郎は言った。

清美は叔母の辺明美(原沙知絵)の家を訪ね、善次郎と父のことを話した。

明美も兄の守との約束で話をしなかった。
料理を好きになっていく清美を見て、何度も話そうかと迷ったという明美。

以前、明美が阿吽を訪ねた時に言い出そうか迷ったという話や、ちらし寿司のレシピは守の遺品の中にあって、それを清美のノートに挟んだことを清美に話した。

清美は自宅に帰ると、ちらし寿司のレシピどおりに自分で作ってみた。
そして、善次郎に話をした。

レシピどおりに作っても全然ご主人の味にならない、自分の未熟さがよくわかった。
ちゃんと料理の勉強をしたいと思う。

しかし、専門学校にいくお金はないのでどこかで修業をする必要がある。
善次郎は「和食おおそね」を勧めた。

以前、「和食おおそね」で弁当を買ってきて清美に食べさせたことがあって
その時、大曽根林太郎に合って、新人を受け入れることができるかどうか聞いてきたという。

「和食おおそね」で働くためには試験があるが、清美はチャレンジすることになった。

清正のスマホに、和食おおそねの息子、樹からのメッセージが来ていた。
清美は阿吽ではなく、おおそねを選んだと書いてあった。

どういうことだと善次郎に問い詰める清正に対して、お前ら連絡先の交換していたとは、すっかり仲良しだなと茶化す善次郎。

善次郎は一生懸命にアイロンがけをしていた。料理人服である。
清美は帽子を被った。前髪を出してはいけないのだ。

清美のための日本料理の特訓が始まった。日本料理の哲学である。

「五味五色五法」について書いた紙を広げる清美。五という数字に意味があることを知る。

清正は茶の間で夜遅くまで受験勉強をしていた。数学である。
そこへ善次郎が湯上がりのビールを取りに茶の間に入った。

受験がわらないと次に進めない。店のこととかやりたいことあるのにという清正だが、善次郎は店のこと?に疑問を持つ。

清美がおおそねの試験に受かったらいなくなってしまう。その代わりになる意味である。

小正大学のキャンパス。桜と一緒のランチ。料理の勉強が楽しいという清美。

タイを前にする善次郎と清美。おおそねの試験ではタイを使うらしい。
3枚におろすところから始まった。
はじめてにしてはなかなかと褒められる清美。

実習に使ったタイは店のメニューに定食として出されていた。

清正は模試の判定を見てがっかりしている。C判定である。Dより良いだろうとか、Cは50%だとか友達に言われながら焦っている様子。

小正大学のキャンパス。桜は学食の定食を全部たいらげることができて喜んでいるが、清美は和食の勉強で頭がいっぱい。

阿吽に樹が来ていた。タイの煮付け、カブト煮を食べている。
清美の父親が料理人だったことが嬉しいらしい。運命を感じると語る樹。

試験頑張ってくださいね。ライバルは強力そうですよ、と樹。
え、ライバルがいるんですか?聞いてないという清美。

専門学校トップ成績の人が受験するとかしないとか。煽る樹。
焦る、清美。

小正大学のキャンパス。
兼原が清正に受験参考書を渡していた。未来の後輩を応援している様子。
そこへ桜。
清正も清美も誰かのために頑張っているけど、それってプレッシャーになるから心配だという。

阿吽では清美が試験のための練習に余念がなかった。そこへ清正が帰ってくる。
夕食を食べるヒマもない、なんせC判定だから。ふと目に飛び込んできた魚の煮付け。清美が練習で作ったもの。

食べさせるわけにはいかないという清美。いや、これでいいという清正。
なんせこの時期にC判定だからという清正、C判定なら大丈夫という清美。
清美さんの判定は?と清正、私はAだったという清美。

二人は煮付けの皿を取り合い、床に落として割ってしまった。

ふたりとも落ち着きなさい。ほうきとちりとりを手にする善次郎。

片付けが終わったところで3人で夕食。メニューはメンチカツ。
清正は「ガッツリ系がいい」とリクエスト。

清美はちょっと待って欲しいといい、調理服から私服とエプロン姿に着替えた。
この方がホッとするんですと清美。

肉をこねる清正、玉ねぎを刻む清美。そしてフライパンで揚げようという善次郎。
メンチカツが出来上がった。

肉汁に感動する清正と清美。しっかり練って、しっかり揚げた結果だよ。
ひとつひとつのことをしっかりやれば結果が出る。

どんな工程も丁寧に。ふたりにそれを伝える善次郎。ふたりの焦る気持ちを落ち着かせようとしている。

できることからやるしかない。メンチカツを頬張る3人。

さて、試験の当日がやってきた。

守の言葉をお守りにして「和食おおそね」に入っていく清美。

夕方、阿吽に電話が入った。清美から。

顔を出す予定だったのに、出せなくてすみません、駄目でした、試験、全然できませんでした。特訓を無駄にしてすみませんという清美。

私、しばらく阿吽には行けません。

清美は電話を切る。手には包帯が。いったい何が。

第11話最終回の予告

和食おおそねの試験で手に怪我をした清美は失意のどん底にいるようです。
予告では阿吽を訪れて、善次郎に励まされます。

コミュニケーションが苦手でも料理ができなくても清さんは清さんですから。

コミュニケーションが苦手な清美に対する励ましの言葉はわかりますが、料理ができなくても?ということは、おおそねを落ちて、料理人も諦める?それとも怪我でしばらく料理から離れる?どうなんでしょうか。
そして、阿吽に和食おおそねの総料理長がやってきました。

料理を何か食べさせてもらえませんか?

大曽根林太郎は、なぜ阿吽に?清美の腕前をあらためて見てみたいのか、何を食べるのか、食べたあとの感想はどうなのでしょうか。

あたりのキッチンの記事はこちらです。

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