東北楽天ゴールデンイーグルスの石井一久前監督(50)が契約満了で退任しましたが、10月17日、後任の新監督が今江敏晃1軍打撃コーチ(40歳)に決定しました。
今江新監督の年俸が気になります。NPB監督の年俸ランキングでは何位になるのでしょうか。
今江新監督の年俸と契約期間
今江新監督の年俸は推定で4000万円。2年契約です。この年俸は決して高くはないですが、NPB監督の年俸ランキングでは何位くらいでしょうか?
NBP監督の年俸ランキング
2023年NPB各監督の推定年俸です。
- 東京読売巨人軍 原辰徳 2〜3億円
- 阪神タイガース 岡田彰布 1.5億円
- 北海道日本ハムファイターズ 新庄剛志 1億円
- 東京ヤクルトスワローズ 高津臣吾 1億円
- 中日ドラゴンズ 立浪和義 1億円
- オリックスバファローズ 中嶋聡 1億円
- 東北楽天ゴールデンイーグルス 石井一久 1億円
- 横浜DeNAベイスターズ 三浦大輔 9000万円
- 福岡ソフトバンクホークス 藤本博史 8000万円
- 千葉ロッテマリーンズ 吉井理人 8000万円
- 広島東洋カープ 新井貴浩 7000万円
- 埼玉西武ライオンズ 松井稼頭央 7000万円
最下位でも7000万円ですね。今江新監督の4000万円は安いです。
ヘッドコーチクラスで3000万円〜5000万円と言われていますので、コーチと監督の間ということになりそうです。
今江新監督は監督になりたかった?
楽天イーグルスの優勝を狙う重責を負いながら、安い年俸からスタートする今江新監督はどんな気持ちでしょうか。
球団による就任会見では
「ワクワクより緊張しています。(要請には)もちろんビックリした。コーチを4年間やって(今後)やるからには監督をやりたい気持ちがあった」
と率直に語ったようです。
今江新監督は監督就任にあたって理想とする監督は、ロッテ時代のバレンタイン監督だと言っています。
「バレンタイン監督は、チームをファミリーだと(言って)僕らを信頼してくれた。信頼して助け合えるチームにしたい。家族のようなチームにしたい」
今江新監督のやる気が感じられますね。理想とする監督をバレンタイン監督と言っているところから、長い年月をかけても監督として名を残したいという思いが感じられます。
ファンは名将よりも優勝を期待しているはずです。采配が楽しみですね。
楽天イーグルスオーナーの期待
森井誠之球団社長は今江監督に決定するにあたり、次のようにコメントしていました。
「石井前監督がつくりあげてきた5年を無駄にしないように、内部からの昇格を念頭に、今江コーチにお願いした」
石井前監督に気を使ったコメントに感じますが、石井前監督と三木谷オーナーとの関係を知る球団社長の精一杯のコメントなのかも知れません。
今江新監督の略歴
ここで簡単に今江新監督の略歴に触れてみます。
今江新監督は京都出身で、中学時代は全国優勝も経験しています。
高校はPL学園で、2000年の夏の甲子園に出場していますが3回戦で敗退しました。
その後、2001年度ドラフトでは、3巡目でロッテ入りを決めました。
ロッテでの活躍の後、FAで2016年から楽天に移籍し、2019年に引退。
コーチとして楽天に残り、指導者の道を歩みます。
2023年は、5月に2軍打撃コーチから1軍打撃コーチとなり、チームの打力アップに取り組みました。
後任のコーチ体制は?
今江新監督の就任によりコーチ陣の補強が必要になりましたが、渡辺直人コーチ(内野守備走塁兼打撃コーチ補佐)が1軍ヘッドコーチに就任すると発表されました。
今江新監督と渡辺コーチのラインで来シーズンを戦うことになります。石井シニアディレクターが残り、今江新監督、渡辺コーチのラインは今シーズンと代わり映えしない印象です。
まとめ
今江新監督は年俸4,000万円の監督としてスタートを切りました。これからのチーム作りが注目ですね。
これまで楽天イーグルスの監督は個性派揃いでしたが、今江新監督はどんなカラーを出して来るのでしょうか。
今江新監督は選手時代に「ゴリ」という愛称で呼ばれていました。ゴリ楽天の活躍が期待されます。