あたりのキッチン第8話は、清美の就職活動と清正の部活の最後の試合というイベントがありましたが、放送の始まりに善次郎がちらし寿司のレシピを回想する場面があり、終わりの部分には清美にお父さんの事を話しかける場面がありました。
あたりのキッチン第8話の冒頭とネタバレ
清美が小学生の頃に使っていた料理ノートに挟んであった「ちらし寿司のレシピ」は、清美のノートからハラリと落ちて善次郎が拾い、清美に隠して善次郎が持っています。清美はちらし寿司のレシピの存在には気づいていません。
前回の第7話では清美と善次郎の関係について触れるシーンはありませんでした。強いて言うなら、阿吽に帰って来た清美がどんな挨拶をすればいいか、「ただいま」は恐縮するし・・・という場面くらいでしょうか。
今回の第8話では、冒頭にチラシ寿司のレシピの回想シーンがあったので、ついに清美と善次郎、清美の家族と阿吽の関係が明かされるのか?と期待されました。
あたりのキッチン第8話で善次郎が清美の父親に触れる
あたりのきっちん第8話では、清美のリクルート活動として食品会社のインターンに応募しプレゼンを経験したり、桜からのアドバイスを受けて「就職先とは自分がやりたいこと」に気づく場面がありました。
善次郎に就職の事を聞かれ、やはり自分は料理人になりたいと答える清美に、善次郎の口から出た言葉は
「料理人か、お父さんも喜ぶでしょうね」
というものでした。善次郎は、清美が5歳の頃に交通事故で亡くなった清美のお父さんを知っているかのような口ぶりでした。
「実はお父さんは・・・・」
善次郎は清美に、お父さんの事を詳しく説明しようとしましたが、清美は客席にいる清正から声がかかりその場を離れてしまいました。いったい善次郎は何と言おうとしていたのでしょうか。
善次郎と清美の父の関係とは(考察)
清美の父は生前、清美が幼い頃に幼い頃に阿吽を訪ねていて、善次郎とは単なるお客の関係でなく、もう一歩踏み込んだ関係にあったのではないでしょうか。
例えば、清美が父と一緒に阿吽を訪ねた時に、善次郎が作ったちらし寿司の美味しさに感動し、こんな美味しい料理をお父さんに作ってあげたい、お父さんを喜ばせたい、作り方を教えて!と善次郎にお願いしたのではないか、と考察します。
善次郎は清美の心意気を子供扱いせずに真剣に向き合い、ちらし寿司のレシピを書いて渡したのだと思います。
しかし、あのレシピは漢字だらけなので、幼い清美に読めるはずはありません。直接清美に渡したとも思えません。
お父さんが受け取り、清美に渡し、清美がノートに挟んでいた。大きくなったらこれを読んで作ってねと言っていたのかも知れません。
あたりのキッチン第8話の見どころ
就職活動としてインターンに応募する清美はグループの仲間に今ひとつ溶け込めません。しかし、ある日、応募する食品会社の弁当を試食し、材料と調味をズバリと言い当て、持ち前の「絶対味覚」で仲間を驚かせます。
プレゼンの日、リーダーが体調不良のため突然声が出なくなり清美が発表し、たどたどしく説明しました。食品会社からの質問には「本来は料理とはひとりひとりの口に合わせて作るもの」と答えつつ、リーダーをカバーする一面を見せ、優勝は逃しました。
プレゼンが終わったあと、就職活動として重要な懇親会がありましたが、清美は欠席しました。清正の夕食を作るためでした。
翌日は清正の部活のサッカーの試合があり、この試合が高校生最後の試合になります。トンカツなどの揚げ物続きで、睡眠不足などの不調を抱えている清正の様子を見て何かあると感じていた清美。
善次郎は、清正が小学生の頃に試合の前日にトンカツを食べたおかげでサッカーの試合で得点することが出来た思い出があるため、ゲン担ぎのトンカツには何の違和感も持っていませんでした。
清美はそんな清正の様子を見ていたので図書館で調べ物をしている時にふと「スポーツ栄養学」の本を手にとりました。すると運動前に揚げ物を食べると消化に負担がかかってパフォーマンスが落ちる可能性があること、よい睡眠が取れない可能性があることを知りました。
善次郎に伝えなければならない!清正には本番で力を発揮して欲しい!と言う気持ちで、懇親会を断り、阿吽の厨房に飛び込みました。
善次郎は清美の提案を素直に受け止めてくれました。清正の夕食は水餃子になりました。
油っぽくなく、運動のエネルギーになる炭水化物をたっぷり含み、消化しやすいメニューとして、「水餃子定食」が生まれました。
野菜も消化によくないので少なめにした水餃子に、漬け汁で食欲をそそるように工夫しました。そしてお茶碗にご飯を盛るのではなく、おにぎりを作り、具にはなんとトンカツを入れました。
実は清正はトンカツに苦手意識がありましたが、父親が作ってくれるトンカツを断りきれずにいたようです。
しかし、善次郎にはゲン担ぎの気持ちと小学生の頃の思い出もあることから、清美はおにぎりの具にするというアイデアを思いついたのでしょう。
水餃子とおにぎりと具のトンカツのおかげで、試合にはベストな体調で臨むことが出来た清正は、先制点をあげることが出来ましたが。しかし試合は1−2で負けてしまいました。
そんな清正に「ここまでよく頑張った。ご苦労さん」と声をかける善次郎。その気持ちが通じたのか、ありがとうと答える清正。
清正は部活の仲間と試合後の食事です。水餃子定食、トンカツ定食、清正はアジフライ定食をオーダー。魚が食べられるようになったのかと友達に突っ込まれる清正でした。
清美が阿吽に来てから、善次郎も清正も変わった、1番変わったのは清美、かも知れません。
あたりのキッチン第8話に笠原将弘が出演
あたりのキッチン第8話には、番組の料理監修で賛否両論の笠原将弘さんが出演しました。
料理人としてでなく阿吽のお客さんとしての出演です。阿吽の唐揚げ定食を食べて、美味いとコメント。自画自賛ですが自然な演技でした。次は料理人として登場して欲しいですね。
笠原将弘の賛否両論って何?
笠原将弘さんの店、賛否両論とは、東京・広尾にある日本料理店です。2012年にオープンし、現在は予約の取れない人気店として有名です。
店名の「賛否両論」は、笠原氏の料理に対する思いが込められています。笠原氏は、和食の伝統を大切にしながらも、新しい発想を取り入れた料理を追求しています。その料理は、和食の概念にとらわれない斬新な味わいと、素材の味を最大限に引き出す工夫で、多くのファンから支持されています。
賛否両論の料理は、旬の食材をふんだんに使ったコース料理です。その季節ならではの味わいを、さまざまな調理法で表現しています。また、器にもこだわり、日本各地の伝統工芸品や、現代的なデザインの器を使い分けています。
また、笠原将弘さんは、料理のほかにも、食育活動やレシピ本の出版など、さまざまな活動を通じて和食の普及に努めています。
あたりのキッチンの阿吽の料理監修としては唯一無二とも言える笠原将弘さんです。
笠原将弘さんの水餃子レシピ
あたりのキッチンの第8話では、清美が清正のために消化の良さにこだわった水餃子のレシピになりました。
笠原将弘さんのこだわりレシピは次のようなものです。
・水ギョーザは焼きギョーザよりも野菜を多めに入れるとおいしく仕上がる。しかし、その分あっさりとした味になるので、つけダレを工夫する。
・つけダレのおススメ2種
さっぱり系:ハチミツおろし酢(水気を絞った大根おろし100g、酢大さじ3 、しょうゆ大さじ2、ハチミツ大さじ2 、黒胡椒少々)
こってり系:梅みそダレ(種を取り除き包丁で叩いた梅干し5粒分、卵黄1個、みそ大さじ2、サラダ油大さじ1、砂糖小さじ2)
水餃子は日本ではおかずという位置付けですが、中国では主食となるため、副菜をつけるなら、生野菜たっぷりのサラダや卵焼きなどが合うそうです。
以上引用はTV life(https://www.tvlife.jp/drama/638747)より。
あたりのキッチンを第1話から見る方法
あたりのキッチンの原作はコミックですが、ドラマは原作をアレンジして原作にないドキドキ、ハラハラ感がありますよね。
第1話には伏線がいくつかあり、これはコミックにはない伏線です。今回の第8話でもまだその伏線は回収されていません。
第1話はTVerでも見られないので、U-NEXTの無料視聴をおすすめします。アカウントを作る手間がありますが、作ってしまえば時間が許す限りまとめて視聴できます。
あたりのキッチンは複数の脚本家がいるので、伏線を回収する回とエピソードだけで終わる回が別れているようです。
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