こども食堂って子供用の食堂?いえいえ子供も食べれる食堂なのですが、そのメニューや栄養バランス、そして価格が話題です。
子供食堂は東京都内でも複数ありますが、こども価格は300円だそうです。
300円でおなかいっぱい、栄養しっかり。
こんな子供のための食堂はどうして生まれたのでしょうか。
そして、こども相手に300円で食事を出して経営が出来るのでしょうか。
調べて見ました。
テレビで放送された子供食堂
6月にMr.サンデーで放送された店は、東京都豊島区の要町あさやけ子ども食堂でした。
店主の山田さんは自宅を改修して食堂を開きました。
山田さんが語る理由は、定年退職後に奥さんをなくして寂しい思いをしたがその寂しさを解決するために、食堂を開いたということです。
番組では、大阪の天王寺区の桃谷こども食堂、東京都荒川区の子供村中高生ホッとステーションの開店も報道。このような「こども食堂」のサミットの開催も報道されました。
7月のスッキリ!!では、東京都大田区の子供食堂をひとりで切り盛りする近藤博子さんに焦点を当てました。
近藤さんは、近所の学校から子供の貧困問題を聞いたことがきっかけだったとのことで、なんと貧困率は6人に1人という割合らしいです。
近藤さんのこども食堂では有機栽培の野菜がメニューに並んでいます。子供300円、大人500円で有機栽培のご飯が食べられるということで、ボランティアも集まっているようです。週に1回のオープンでしたが、現在はどうでしょうか。
「だんだんカレー」が人気で、有機栽培の野菜をたっぷり使ったメニューが全国放送で紹介されました。
ビビッとで放送された「ねりまこども食堂」も有名ですね。
今年オープンした、ねりまこども食堂は月に2回の開店です。
なんと高校生までは無料!無料に出来る理由は、食材やスタッフがすべてボランティアということのようです。
代表の金子よしえさんは「孤食」を問題だと言います。
食事をひとりきりで食べる子供たちがあまりにも多い。
ワイワイとみんなで食べられる食堂を目指しているとのことです。
放送では、鯵の干物やピーマンも並んでいて、好き嫌いも無くそうという狙いを感じました。
子どもたちの食事の現状
お父さんは仕事で遅く、お母さんも共働きとかパート。
子どもたちが楽しみにしている夕ごはんの時間に両親がいない。
そこには、レトルト食品が並んでいて、レンジでチンして1人で食べる。
少子高齢化社会で、兄弟も少なく、ひとりっ子が多いという時代背景。
母親の手作り夕ごはんを食べることが当たり前では無くなった現代。
孤食や食育について問題が起きています。
子供と一緒に食べるということがないと食育という発想も生まれません。
食を通して子どもを育てるという親は30代から40代。
その親も子供の頃は孤食だったのでしょう。
自分もそうだったから子供も平気よね。
子どもたちは、食を求めているのか、居場所を求めているのか。
注目したい問題です。
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