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青山敏弘のプレースタイルがコロンビア戦で有効な理由とは?

サッカー日本代表の最終選考は、5月30日のガーナ戦壮行試合の翌日に23人が発表されます。

昨日(18日)に西野朗監督から発表されたガーナ戦に出る27人のリストにサプライズ選出として青山敏弘(広島)32歳の名前がありました。

青山敏弘選手の起用は、ワールドカップ本戦第1試合のコロンビア戦を想定していると噂されています。

青山敏弘選手のプレースタイルと3年前の代表戦での活躍についてお伝えします。

青山敏弘のプレースタイル

青山敏弘と言えばロングフィード(ロングパス)と言われます。

正確で飛距離のあるロングキックが青山選手の武器です。

2012年には推定63mという超ロングシュートを決めています。

前を向いてプレーすること、相手ゴールをいつも狙っていることが結果に結びついたゴールと言えます。

正確なキック力が武器であることは間違いないのですが、32歳になった青山選手にはプレースタイルに変化が出てきています。

キックだけではない組織プレーも持ち味

青山本人としては、ボールを持って相手ゴールを向きながらパスを使ってゲームを作りたい、さらに、シュートシーンにもどんどん絡んで行きたい。

しかし、Jリーグでも常に上位を走っていると現実はそんなに簡単ではない。

そこで青山自身が考えた次のようなプレースタイルが産まれました。

中盤でボールを持つということは相手チームの激しいプレッシャーを受けること。その結果ボールを奪われることもある。

中盤の若手選手を近くに置いて前方でプレーさせる。
相手チームのプレッシャーを若手選手に吸収させて、プレッシャーを薄めていく。

すると青山は前を向いてボールを持つ時間とスペースが出来るというものです。

自分の長所を理解してくるチームメイトがあってこそ実現するプレースタイルです。

青山敏弘のキャプテンとしての存在感があってこそ可能なのでしょうね。

コロンビア戦ではどう戦う?

ロシアワールドカップではコロンビア戦の戦い方が重要です。

山口蛍や井手口とのコンビによってコロンビアのプレッシャーをはねのけ、青山に渡ったボールからターゲットとなる大迫や岡崎にボールが渡ればチャンスです。

 

前回招集されたのは2015年3月ウズベキスタン戦

青山敏弘が日本代表に招集されるのは、2015年のJALチャレンジカップ2015、ウズベキスタン戦以来です。

ハリルホジッチ体制の2戦目で、ウズベキスタンに5-1で勝ちました。
今野泰幸と共にボランチで出場しました。

青山選手はミドルシュートを決めています。

試合後のコメントです。JFA公式サイトより。

MF 28 青山敏弘 選手(サンフレッチェ広島)
監督の求めるサッカーを表現したかったですし、縦への攻撃は意識して速い攻撃をやろうと心がけました。(得点場面は)落ち着いて蹴れました。試合前から監督に「ミドルを狙え。枠に入れろ」と言われていましたし、自分でもミドルシュートはもともと意識を持っていました。しっかりミートできました。こういう試合でゴールすると自信になりますし、ゴールを取れる選手だとアピールできたと思います。昨年のワールドカップはもう過去のことです。新しい代表で新しいやり方で新しい勝ち方を求めています。それができないと(新チームには)ついていけません。ロシア行の船には乗りたいですから。

ウズベキスタンゴールにミドルシュートを突き刺した青山選手は、ミドルシュートがハリルホジッチ監督の指示だと語っています。

チャンスが少ないワールドカップ本大会では、このようなミドルシュートを決める選手は大きな武器になります。

青山選手のロシア行き決定は5月31日になりますが、ロシア行きの船に一番近い場所にいるという感じですね。

青山敏弘キャプテンは首位広島を引っ張る精神的支柱

西野朗監督が青山敏弘選手を選出した理由について、サンフレッチェ広島での活躍をあげています。

広島のキャプテンとして試合はもちろん精神的支柱として認めているとのことです。

首位を走る広島は気が緩むこともありがちですが、それをキャプテン青山敏弘が上手くコントロールしていると言えますね。

日本代表チームの中でも、精神的支柱としての働きを期待されているようです。

長谷部誠も34歳ですからフル出場は無理になってきていますが、青山が長谷部の代わりを務めることでチームの精神状態が維持できそうですね。

本田、岡崎、香川らビッグスリーにとっても、前回のワールドカップでコロンビアを相手に戦った仲間ということでチームの雰囲気が高まりそうです。

西野朗監督のナイス選抜と言えるでしょう。

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