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駒沢大の馬場を転倒させた低体温症と原因とは?大八木監督の失策か

第91回箱根駅伝の往路優勝は青山学院大学でした。
勝敗を決めたのは、第5区の山登り。
3代目山の神、神野大地という新しいヒーローが生まれました。

一方、テレビを見ていたファンもヒヤヒヤする場面がありましたね。
優勝候補の駒沢大の馬場翔太に異変が起きたのです。

転倒の原因は「低体温症」ではないかと言われています。
低体温症とは何か、駒沢大学の大八木監督は対策出来なかったのか。

馬場翔太選手は大汗をかいていた

馬場選手は、5区のスタートを切った直後は実に快調でした。
まだ平地区間ですが、気温のせいか体調のせいか馬場選手の汗が気になりました。

ちょっと飛ばし過ぎかもしれない。
逃げ切りを意識したのかも知れませんね。

日本大学のダニエル・M・キトニー選手の追い上げも
気になっていたでしょう。

しかし、箱根の山登りのために体力を温存してペースアップしない方が
得策ではないのかなと思いました。

他の大学の選手たちは、馬場選手ほどのスピードは感じられず
余力を蓄えているように見えましたね。

何度もテレビで放送されていますが、青山学院大学の神野大地選手は
ほとんど汗をかいていませんでした。

体調がよい、悪いということもありますが、ここでの「発汗」が大ブレーキの
原因ではないかと、監督の大八木監督も反省しています。

馬場選手を転倒に追い込んだ低体温症とは

汗をたくさんかくことそのものも体調を崩す原因になります。
よく知られる脱水症がそのひとつですね。

低体温症という言葉は聞き慣れないかも知れませんが
夏場に体温が高くなりすぎて、汗をかいても冷やしきれないと
熱中症になります。

低体温症はこの逆で、冷たい外気とか濡れた衣服が原因で
体温が急に下がり、運動機能や意識に異常が出てくるというものです。

ちなみに、駒沢大学の馬場選手のユニフォーム姿を見ると暑さを意識したのか
ユニフォーム1枚で肩や胸などの防寒対策が見られません。

一方、青山学院大学の神野選手は腕のカバーとグローブまでしています。
Tシャツタイプユニフォームの下にも1枚着ているようですね。

馬場選手の症状

馬場選手は、地面に手をついて大きな転倒はまぬがれました。
意識がもうろうとしてバランスを崩し、ハッとして手をついたのでは
ないかと思われます。

そして、ゴール前の症状ですが、ここでは足が動かずやっとコーナーを
回る
という場面がありました。

意識も薄らぐ中で、足も動かず、何がなんでもゴールしなければならないという
馬場選手の強い気持ちがタスキをつないだと思います。

大八木監督の指示はあったのか

レース後に、駒沢大学の大八木監督は「低体温症らしい」とコメントしています。
大八木監督ほどのベテラン監督が、馬場選手の低体温症を予測、予防出来なかったのでしょうか。

3日の復路、6区を走る西沢選手は腕カバーをして防寒対策をしていました。
他の大学もほとんどのチームが腕カバーをしていましたね。

これは監督の指示があったのかも知れません。

低体温症は怖い、駅伝と低体温症

低体温症は、薄着で寒い場所にいることで起きるとは限りません。
防寒具をしっかりしていても、冬山登山など極端に気温が低くなると
起きることがあります。

また、冬山登山でなくとも、濡れた衣服を来て風にあたり続けることで
気化熱の影響から体温が一気に低下します。

普段の生活でも、気温が低い状態で凍えながら我慢をしていると
いつの間にか低体温症になる可能性もあるということですね。

夏場でも汗をかいたからということで、扇風機の風を受けながら寝入ってしまい
低体温症で死亡するという事故もあります。

また、食事をとらないでいると体温が高まらず、寒さに耐えられなくなって
低体温症になるというケースもあるようです。

寒いという自覚があって、自分で動いて温まったり、温かい飲み物を飲んだり
衣服を着たりできればいいのですが、スポーツの競技中は難しいかも知れません。

今回の箱根駅伝の馬場選手の場合、異変を感じても立ち止まって衣服を着るなど
は困難です。

箱根駅伝の厳しさと難しさを感じます。

馬場選手の責任感は素晴らしいものでした。まだ3年生なので、来年もまた
頑張って欲しいですね。

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