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納豆で寿命が伸びる!栄養効果を損なわない食べ方とは【納豆卵かけご飯は損?】

健康番組で「納豆の栄養効果で寿命が伸びる」という話題でも取り上げたのでしょうか。
2月4日にスーパーに行くとなんと納豆が品薄状態でした。

ネタ元を調べると納豆ブーム日テレNEWS24であることを発見しました。
そのニュースを深堀りすると意外なことがわかりました。

納豆を日常的に食べる人は、死亡のリスクが下がる

納豆の効果はウワサではなくしっかりしたエビデンスによるものであることがわかりました。

国立がん研究センター疫学研究部、澤田典絵室長が発表している内容とは

「(納豆などの)発酵性大豆食品を食べる人の方が死亡リスクが10%低くなるということが分かりました」

この納豆を日常的に食べる人は、死亡のリスクが下がるという研究結果が発表された。

納豆の健康効果についてどんな研究を行ったのか?

国立がん研究センター疫学研究部の研究チームはどんな研究を行ったのか気になります。

マウスに納豆を与えた結果とか、人間での臨床結果はこれからです。などというものなら期待外れですがこの研究チームの研究方法にビックリです。

日本全国の約9万人を対象にして15年間にわたって死亡リスクとの関連について研究したそうです。
どのような研究かというと、納豆やみそ、豆腐などを食べる量に応じて5つのグループに分類したというものです。

9万人で15年間という研究、しかも納豆や豆腐やみそなど日常的な食べ物を食べる量で分類したという点に注目です。

健康食品に興味関心があってもどれくらいの量を食べればいいのか、頻度はどれくらい?疑問だらけです。

納豆はどれくらい食べればいいのか?

納豆で寿命が伸びると聞くと1日に3食たべようとするのが日本人の傾向ですね。

研究チームによると納豆は1パック約50グラムを1日1回で効果が得られるとの事です。
安心しました。サラリーマンが1日に3食は難しいですからね。

なぜ50グラムなのか?研究チームは最も多い量と少ない量のグループを比較して結果を出したそうです。
その結果が死亡リスク10%低下したとのこと。

納豆を少なく食べるグループの方々には研究に強力いただいて感謝しかありませんね。
この研究結果には男女差はなかったとのことですが、年齢差が気になるところです。

納豆はどんな傷病に効果があるのか?

納豆の長寿命効果の研究方法や納豆を食べる量や頻度はわかりましたが、納豆がどんな傷病に効くのか関心があります。

研究チームの比較によると納豆効果はずばり「循環器系疾患」です。
毎日1/2パック以上食べるグループと食べないグループを比較すると脳卒中や心筋梗塞などの「循環器系疾患」で死亡するリスクが約20%低かったとのこと。

なぜ納豆の栄養に効果があるのか?

澤田典絵室長によると、納豆を作る過程で大豆の栄養分が失われにくいのでは?と納豆パワーの理由を説明しています。さらに今後も研究を進めていくという室長ですが、心強いですね。

たしかに大豆の栄養を食品に加工する時に、豆腐や豆乳は形が変わりますし、味噌も発酵食品ですが形が変わりますよね。納豆は大豆の形そのままで消化吸収しやすい発酵食品に加工されるので効果があるのかも知れません。

朝の卵かけご飯はもったいない食べ方

納豆が「循環器系疾患」に効果があるとすれば、血栓ができにくくするナットウキナーゼの効果があげられます。
このナットウキナーゼは熱に弱いので、アツアツごはんにかけると成分が壊れる可能性もあるとのことです。
別々に食べるか、ご飯とのコラボ期待なら少し冷ますといいでしょう。

卵かけご飯に納豆をプラス?

朝食に卵かけご飯を食べて栄養補給!というサラリーマンもおおいでしょう。それに納豆をプラスすれば最強と思いがちですね。
しかし、卵の白身にはアビジンが含まれていて、納豆のビオチンと結びついて吸収されにくくなるとのことです。黄身だけなら問題なし。納豆と卵の黄身を混ぜて美味しそうですね。

夕食に食べるとお得な血液サラサラ効果

ナットウキナーゼが血栓をできにくくするサラサラ効果は食べてから10時間程度と言われています。
朝食べると夜には効果が薄れてしまうということですね。出来れば朝と夕の2回食べると寝ている間にもサラサラ効果が期待できます。

食べやすいひきわり納豆も効果的

納豆にしてからひき割りにするのではなくひき割りした状態の大豆を納豆として発酵させるので、発酵成分はひきわり納豆の方がやや多めですね。ひきわり納豆の方が有効成分が多いという研究もあるようです。

痛風持ちは食べすぎ注意

納豆が健康によいと言われても尿酸値が高い方、痛風持ちは要注意です。納豆にはプリン体が多く含まれているからです。1日に1パックなら食べすぎではない量です。3食納豆は止めたほうがいいでしょう。

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