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ごぼう茶を飲んでダイエット効果!その理由は水溶性食物繊維「イヌリン」の働きにあった

ごぼう茶を毎日飲んでいますが、以前と食事の量が変わらないのに体重は増えません。
この年齢(アラフィフ以上)になると基礎代謝が落ちて、食事の量を減らすか運動をしないと体重が増えるのが普通です。
ひょっとしてごぼう茶にはダイエット効果がある?今さらですが調べてみました。

ゴボウ茶にダイエット効果があるか

ダイエットを目的としてごぼう茶を飲んでいる人は少ないと思います。
わたしはアンチエイジング効果や腸内環境の改善が目的でした。

南雲先生のように歳の割には若いと言われたいし、便秘や宿便ともおさらばしたい。
そんな理由で飲み始めました。

もう数年飲んでいますが、ごぼう茶を飲む前は年齢とともに基礎代謝が落ちていくので、いつもと同じ量の食事をしていると体重が増えたものです。

慌てて、ご飯やパンを減らしたり、運動をしたりということをしてもなかなか体重は減りません。
なぜか、ダイエットを始めようとすると知り合いに「最近太った?」と聞かれます。

ごぼう茶を飲むことが習慣になってからは体重計に乗っても「体重が増えた」という実感がありません。
これが腸内環境が良くなったということかな、とくらいに考えていました。

歳を取る、動かない→基礎代謝が落ちる→食べる量は変わらない→体重が増える、体脂肪が増える。

こうならないってことはダイエット効果があるのかも知れません。

ごぼう茶に含まれるイヌリンに注目です

ごぼう茶の代表的な成分と言えば次の4つですね。

・ポリフェノール
・イヌリン
・ミネラル(サポニン、カリウム、リンなど)
・アミノ酸(アルギニン、アスパラギン酸など)

特に、ポリフェノールとイヌリンはごぼう茶の2大成分です。

ポリフェノールは言わずと知れた「抗酸化作用」の代表ですね。

ではイヌリンはどうでしょうか。意外にイヌリンの効果は知られていません。

イヌリンは水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は胃腸では消化されません。
人間はイヌリンを分解する酵素をもっていないのです。

しかし、大腸の中にある細菌の塊(腸内細菌叢・腸内フローラ)によって発酵分解され、フラクトオリゴ糖になります。

吸収されない食物繊維が健康にいいとか、ダイエットに効果があるなんて理解出来ない人も多いことでしょう。

イヌリンは「糖」の吸収を妨げる作用がある

実は、イヌリンは糖類の仲間です。お菓子に入っている砂糖やご飯に含まれるんぷんなどと同じ糖類です。
しかし、同じ糖類でもイヌリンは消化吸収されません。腸内フローラでフラクトオリゴ糖になります。

フラクトオリゴ糖は糖として吸収されないので血糖を上げることもなく、体外に排出されますが、腸内細菌の中でも善玉菌の餌になります。

イヌリンは体の中を通過するだけ?栄養効果はないように思われますが、善玉菌の餌になって腸内環境を良くすることが基礎代謝のアップにつながるという訳です。

イヌリンは腸内でゲル状になる

ごぼう茶はイヌリンを含んでいますが、見た目はまったくの水分です。しかし、このイヌリンは腸に届くとゲル状になります。

ゲル状になることで、糖質の吸収を抑える働きがあります。

ごぼう茶を飲みたいけれど、低血糖が気になるという人がいます。イヌリンが糖の吸収を抑えることを知っている人は糖の吸収を抑える効果が低血糖の原因になるのではと心配します。

ごぼう茶だけを飲んだ時は、糖類の吸収を妨げませんが、糖類と一緒に飲むと吸収を妨げる効果があるということです。

ダイエット食品の中にイヌリンを含むものが多いですが、この作用を利用していると言えます。

まとめ

ごぼう茶がなぜダイエットに効果があるのか?その理由はごぼう茶に含まれるイヌリンの仕業という事です。
イヌリンを含むダイエット食品はさまざまありますが、コストパフォーマンスが高いものがごぼう茶です。

イヌリンの粉末も販売されていますが、サポニンやミネラルなど抗酸化作用やミネラルは含まれていません。
糖類の吸収を妨げる効果だけです。

ダイエットは糖類の吸収を抑えるだけでなく、腸内環境を整えて新陳代謝や基礎代謝を良くしなければ成功しません。

水溶性食物繊維のイヌリンを効率よく摂取するための方法としてごぼう茶を愛飲することもダイエットの方法ですね。

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